雪割草Q&A

− 昭和記念公園の講習会で言いたかったこと −

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 3月14日(日)13:00からの雪割草講習会へご参加になられた皆様、拙い講習ながらも最後までお付き合いいただきましてりがとうございました。原稿を事前に作成はしていたものの、自分の感覚としては、話したいことの6割程度しか話せなかったというのが実感です。当日準備いたしました原稿をここに掲載いたしますので、講習会での説明不足と感じられた部分についてご参照ください。なお、1時間の講習時間でしたので、原稿自体の内容も省略してある部分もあります。この原稿をご覧になり、依然としてご不明な点につきましては、掲示板、あるいはトップページにある「グリーンモンスターの森」と副題のついているE−mailのコンテンツから入って照会ください。


Q1.「雪割草」ってどんな植物なの?

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キンポウゲ科の植物で、仲間にはクリスマスローズ、アネモネ、イチリンソウ、ニリンソウ、福寿草や節分草があります。園芸種のアネモネや節分草などは球根だったりしますが、「雪割草」は宿根草です。

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「雪割草」というのは園芸名で、皆さんが主に目にするのは正確には「オオミスミソウ」と言います。カナタカで「ユキワリソウ」と書くと主にサクラソウ科のユキワリコザクラとかを指します。

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世界には北半球に分布しています。一説によると4千万年前にヨーロッパ北部で「雪割草」の先祖が誕生したと言われています。
北半球には雪割草の原種が9種あり、主にヨーロッパ、ロシア、中国、北米、朝鮮半島、そして日本に分布しています。
世界の「雪割草」はヨーロッパに「ノビリス」、「トランシルバニカ」、ロシア・中国に「マンセンスハマソウ」、「ヘンリー」、「ヤマツタイ」、北米に「アクティローバ」、「アメリカーナ」、朝鮮に「マキシマ」、「インスラリス」、そしてカシミール地方に「ファルコネリ」といったところが趣味家の間では知られています。

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日本の「雪割草」はというと、前出のオオミスミソウの他に、ミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウがあります。
オオミスミソウは交配による変異が大きく、最も育てやすい種類です。分布は東日本の日本海側であり、新潟県、秋田県、富山県、石川県といったところに分布します。 ミスミソウは九州北部から四国地方、中国地方の日本海側、北陸地方、および関西・関東・東海地方の太平洋岸に分布します。かつて丹沢にミスミソウが生息していたことは知られているところです。 スハマソウは神奈川県、千葉県、岩手県の太平洋側に分布しています。 ケスハマソウは瀬戸内海沿岸の各県、三重県、滋賀県、長野県といったところに分布しています。 どれもオオミスミソウに比べれば、変異も少なく、育てにくいと言えるでしょう。 それぞれの分布が重なる地域では交雑種も確認されています。


 




キンポウゲ科のクリスマス・ローズ